有機農法による、有機物の土壌還元により、地力に富み肥料がゆっくり効いて、大粒のお米になり ます。慣行栽培のお米より少し黄色く色づいています。
今ある自然環境を守る
この私達の住んでいる地球をいつまでも緑豊かに保つために、有機質肥料で稲を育てます。化学肥料や農薬を使わない稲作りは大変です。堆肥を散布したり、雑草と戦わなければいけません。そこで流した汗で私達自身の生活環境を守れると信じています。
稲を育てる田を作る
稲ワラを鍬込んだり、堆肥や有機質肥料を散布して藻が繁殖したり、菌が生息する力のある土を作ります。病気や害虫に負けない強い稲を育てます。
農薬を使えば簡単に病気や害虫を退治する事は出来ますが、それは私達の農業ではありません。
苗を少なく植える
稲の苗を少なく植えて、1本1本の稲を太くして健康な稲を育てます。苗を少なく植えると稲の間を風が通ります。太くて風通しの良い稲は病気にならないし、虫にもやられません。太い稲から大きな穂が出来て、一粒一粒が大きくなり、元気で美味しいお米が出来ます。
田んぼは毎日が感動です!
種を蒔いて、芽が出て、田植えをして、自然環境のなかで種を残して行くための営みの中で私達人間が自然界から一部の物を頂く。それが農業です。
夏には早朝、田んぼから赤とんぼが羽化して行く、夜になれば蛍が畦に飛んでいる、昔は当たり前だったそんな光景を取り戻して行きます。
私達をとりまく環境が維持されて行くことが、私達農業者にとって一番大切な事です。私達は自然界に手を加えて、農産物を育てています。なるべくその環境を壊さない様にするためにはどうすれば良いのか、研究しています。
作業の中で一番大変なのが草取りです。田植え後三週間位から機械式の除草機を使って草を退治します。2回機械除草を行った後に機械で取れなかった部分を手取り除草をします。とてもつらい作業ですが、トンボやタニシやホタル達と、自然を共有できる田んぼに喜びを感じます。6月の早朝に、手で草を取っていると、ヤゴ(トンボの幼虫)がたんぼから稲に登って一斉に羽化する光景を見ると、自然の神秘に感動し、この自然のサイクルを人が壊してはいけないと思わされます。だから作業がつらくとも除草剤を散布しないで、草取りをします。
栽培については、加茂有機米生産組合の独自の栽培マニュアルに基づき、栽培しています。また、組合主催の稲作勉強会にも熱心に参加し技術や知識を常に向上させています。また、これらの習得した技術や知識を発展途上国に伝える努力も盛んに行っています。
加茂有機米生産組合の作った 特別栽培米コシヒカリの特徴
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輝く色
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程良いコシ
有機質肥料は養分に含まれる要素の肥効が徐々に現れる為、ゆっくりと効いてゆきます。 時間をかけてお米が育てられますので、独特なお米の腰と粘りをだしてゆくのが特徴です。
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独特の柔らかさ
粘りが強めのため、慣行栽培のコシヒカリよりやや堅めに炊くと、より独特の風味が出ます。
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甘みのある味
程良い甘みがあり、炊きたてはもちろん、冷めても味が落ちないので、お弁当などには最適です。
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芳醇な香り
炊きあがりは、穀類の様な甘い香りが特徴です。新米時は特に強い香りがします。
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落ちない風味
時間が経っても味が落ちないのが特徴です。また、お米の表面がしっかりしているため、黄色く変色するのも慣行栽培のお米に比べてわずかです。有機栽培、完全農薬不使用の栽培により、元気なお米です。
加茂有機米生産組合の作った 特別栽培米コシヒカリの特徴
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今ある自然環境を守る
この私達の住んでいる地球をいつまでも緑豊かに保つために、有機質肥料で稲を育てます。 化学肥料や農薬を使わない稲作りは大変です。堆肥を散布したり、雑草と戦わなければいけません。
そこで流した汗で私達自身の生活環境を守れると信じています。 -
稲を育てる田を作る
食べ物は安全であることは当然です。また生産過程も環境に配慮した方法でなければいけません。まず大切なことは稲を育てる田を作ることです。田を作ると言う事は土を作ることです。微生物 や菌が多く生息出来る土を作ります。 稲ワラを鍬込んだり、堆肥や有機質肥料を散布して藻が繁殖したり、菌が生息する力のある土を 作ります。病気や害虫に負けない強い稲を育てます。農薬を使えば簡単に病気や害虫を退治す る事は出来ますが、それは私達の農業ではありません。
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健康な稲を育てる
稲の苗を少なく植えて、1本1本の稲を太くして健康な稲を育てます。苗を少な く植えると稲の間を 風が通ります。太くて風通しの良い稲は病気にならないし、 虫にもやられません。太い稲から大き な穂が出来て、一粒一粒が大きくなり、元 気で美味しいお米が出来ます。
「特別栽培米コシヒカリ」栽培の流れ
3月 種子消毒 |
●種子消毒 60度の温水に3分間浸けてバカ苗病の菌を殺します。 ●床土の準備 焼土処理した土に有機肥料と籾殻を混入します。 有機肥料は魚粉製造時に発生する、廃液を脱脂米ぬかに吸着させた物を使用しています。 |
7月 追肥 |
●追肥 肥料の切れたたんぼに有機肥料をまきます。 ●除草 手取り除草を行います。 ●水管理 時々水分を補給します。 |
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4月 種まき |
●本田の堆肥・有機肥料まき ブロードキャスターを使って均等に散布します。 有機肥料は魚粉製造時に発生する、廃液を脱脂米ぬかに吸着させた物を使用しています。 ●畦塗り 深水管理をするため毎年畦をぬります。 ●種まき 一箱当たり160g前後の種籾を苗箱に均等に播きます。 ●発芽・苗管理 30日前後無加温で育苗ハウスの中で管理します。 |
8月 水管理 |
●水管理 出穂・とう熟に必要な水を補給します。 高温障害を防ぐために水を溜めます。 ●除草 手取り除草を行います。 |
5月 田植え |
●田植え 苗箱を16から18箱使い薄植えにします。 ●疎植(60株)にする 病気・害虫による被害を回避するため。 ●水管理 深水管理にして雑草の発生を抑制します。 ●除草 1回目の機械除草を行います。 田植え後1週間以内にチェーンを田んぼで引っ張って除草をし ます。 それを、毎週1回から2回程度行っています。 |
9月 稲刈り |
●刈り取り 適期に刈り取ります。 ●乾燥 通常の1.5倍くらい時間をかけてゆっくりと乾燥させます。 ●調整 籾殻を取り除き、未熟米を1.85mmのグレーダーで選別します。 |
6月 溝きり |
●除草 手押し除草機で1~2回除草します。 ●溝切り 中干しのための溝切りを行います |
10月~翌2月 |
●畦塗り 深水管理を可能にするため整備します。 ●整地 田を平らにするために高いところの土を低い所に運びます。 ●移送 調整後速やかに低温庫に移送します。 ●保管 低温倉庫で保管します。(15℃) ●堆肥散布 土作りのために堆肥を散布します。 有機肥料、米ぬかを散布して、秋に耕して、稲わらの腐食を促進します。 |
3月 種子消毒 |
●種子消毒 60度の温水に3分間浸けてバカ苗病の菌を殺します。 ●床土の準備 焼土処理した土に有機肥料と籾殻を混入します。 有機肥料は魚粉製造時に発生する、廃液を脱脂米ぬかに吸着させた物を使用しています。 |
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4月 種まき |
●本田の堆肥・有機肥料まき ブロードキャスターを使って均等に散布します。 有機肥料は魚粉製造時に発生する、廃液を脱脂米ぬかに吸着させた物を使用しています。 ●畦塗り 深水管理をするため毎年畦をぬります。 ●種まき 一箱当たり160g前後の種籾を苗箱に均等に播きます。 ●発芽・苗管理 30日前後無加温で育苗ハウスの中で管理します。 |
5月 田植え |
●田植え 苗箱を16から18箱使い薄植えにします。 ●疎植(60株)にする 病気・害虫による被害を回避するため。 ●水管理 深水管理にして雑草の発生を抑制します。 ●除草 1回目の機械除草を行います。 田植え後1週間以内にチェーンを田んぼで引っ張って除草をし ます。 それを、毎週1回から2回程度行っています。 |
6月 溝きり |
●除草 手押し除草機で1~2回除草します。 ●溝切り 中干しのための溝切りを行います |
7月 追肥 |
●追肥 肥料の切れたたんぼに有機肥料をまきます。 ●除草 手取り除草を行います。 ●水管理 時々水分を補給します。 |
8月 水管理 |
●水管理 出穂・とう熟に必要な水を補給します。 高温障害を防ぐために水を溜めます。 ●除草 手取り除草を行います。 |
9月 稲刈り |
●刈り取り 適期に刈り取ります。 ●乾燥 通常の1.5倍くらい時間をかけてゆっくりと乾燥させます。 ●調整 籾殻を取り除き、未熟米を1.85mmのグレーダーで選別します。 |
10月~翌2月 |
●畦塗り 深水管理を可能にするため整備します。 ●整地 田を平らにするために高いところの土を低い所に運びます。 ●移送 調整後速やかに低温庫に移送します。 ●保管 低温倉庫で保管します。(15℃) ●堆肥散布 土作りのために堆肥を散布します。 有機肥料、米ぬかを散布して、秋に耕して、稲わらの腐食を促進します。 |
お米の味は栽培方法はもちろん収穫後の保管、精米などでも大きく変化します。
そのため、収穫後は低温倉庫で通年を通して、気温15度、湿度60%で保存を行い1年を通して安定した食味でお届けできるように取り組んでいます。
精米設備には玄米石貫機、色選別機、金属マグネットを完備しております
お米の保存(開封後)について
また、乾燥をしているお米は湿気を吸いやすくなっています。お米の袋には品質保持のために小さい穴が開いていますので、湿気の多いところではカビが発生してしまう可能性があります。
また米びつ内に前のお米が残っていると、虫などの発生の原因になることがありますので、お米は一度使い切ってから新しいお米を入れてください。 また、米びつ内に虫がいることがあるため、新しいお米を入れる前に洗って乾かして(洗えない場合は丁寧に拭いて)から新しいお米を入れるようにしてください。
なお、ボタンを押すだけで計量可能な計量機付の米びつは内部の清掃が難しいため、虫がつきやすくオススメしません。
冷蔵庫を利用する際は下記の点にご注意ください。
【密閉容器に入れて冷蔵庫へ】
お米は乾燥してしまうと割れてしまうことがございます。そのため密閉容器をご利用ください。
【使用後はすぐに冷蔵庫へ】
冷蔵庫からお米を出したままにすると結露し、カビや変質の原因となります。
お米の虫やカビ
お米には虫やカビが発生することがあります。 夏の暑い時に多いですが、条件によっては冬でも発生いたします。
もう一つは「コクガ」という名前の虫です。幼虫の時の形は、最初3~5ミリ程度の白いウジ虫のような姿をしており日が経つと徐々に大きくなり、色も褐色を帯びてきて2センチ程度に成長し、最後は白い蛾になります。幼虫の時は米粒を食べ、蚕や蜘蛛のように体から白い糸を出して米粒を糸で束ねます。
しかし、気分が良くないのも現実ですので、虫は優しく取り除いてください。
虫の取り除き方はコクゾウムシは新聞紙の上に2~3kgのお米を広げ、直射日光には当てず1~2時間放置すると、コクゾウムシは自ら進んで新聞紙の外に退散します。時々お米をかき回すとさらに効果的です。
一方、コクガの幼虫はほとんど動きませんので、手や箸などで虫や束ねた米粒をつまんで取り出してください。
また洗米時に虫がいれば水に浮きます。浮いた虫を取り除いてください。
生ものは、早めに食べること。 虫は保管温度が高くなると発生し、特に湿度が高く、温度が27度以上になると発生が急に増えま す。 従って防止対策は温度の高いところでの長期間の保管を避けることに尽きますが、それ以外には 米びつにお米をつぎ足すことは避けてください。 虫を取り除いたお米は早めに食べることや、気温が高いとさらに増殖する恐れがあるので密閉容 器に入れて冷蔵庫などで保存してください。
しかし、カビが出たお米は風味がなく、パサついて美味しくありません。
味や風味が気にならないようであれば召し上がっていただいても構いませんが、以降はカビが出ないように保管などに注意されるようお願いいたします。
●輸送や保管中に麹菌を使った製品(味噌・醤油など)から麹菌が移った場合
●冷たいお米を急に暖かいところに移動した場合(温度変化が激しい場合)
上記の通りですので、開封後の保管にはご注意下さい。